この夏に、思いきって北海道の利尻島、利尻山へ突撃してきた。

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利尻富士とも呼ばれる、最北端の百名山の登山記録だ。




利尻島へのアクセスは、フェリーか飛行機。

往路は札幌からの直行便が取れず、羽田→函館→丘珠(札幌)→利尻島という、3本の飛行機乗り継ぎ。

函館空港と丘珠空港に現れたのは、人生初のプロペラ機。

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36人乗り、という、昔の映画で見たようなサイズと、5段ほどのタラップに興奮。
これで暗くて霧がかかっていたら、カサブランカだぜ(笑)

プロペラが唸りを上げ、旋回しながら雲の中を上昇していくのは、これぞ飛行機!と実感した。
雲の中に突っ込んでいくときには、ラピュタか紅の豚を彷彿とさせるようなシーンだ。

そんなこんなで、降り立った利尻空港。
めっちゃシンプル。

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そして、振り返ると、プロペラ機の向こうに、凛々しい利尻富士!

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宿の方に迎えに来ていただいて、前泊のペンション群林風さんへ。
美味しい夕食や温かいおもてなしは、山めし礼讃の記事のほうで。

翌朝、4:30にペンションのマスターに車で登山口まで送っていただく。

登山口は、利尻山のメイン登山口、鴛泊登山口だ。


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ここには、北麓野営場(キャンプ場)があり、設備も綺麗でなかなかいい場所。
今回は、飛行機でガスボンベ問題もあり、かつ荷物の制限があって、テント泊は断念したのだが、ここに泊まって登るのもいいなぁ~

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管理棟の横が登山口。

その裏に、テント場がある。

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登山道に入るところに、登山靴の足洗い場があり、本土などの植物の種などを、利尻島の生態系にもちこまないように工夫されている。

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5:00に登山口を出発。
整備された道を、10分ほど歩くと、山中唯一の水場、甘露水。

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手の切れそうな湧き水がこんこんと湧いていて、すこぶるうまい。
ここでたっぷり水を補給し、いざ。

すぐ上が、3合目の分岐。

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ここから本格的な山道となる。

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しばらくは、風のない樹林帯を行くのだが、気温がなにぶん低いので、爽やかに登っていける。
6:00 五合目に到着。

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ここらへんから、風が吹いてきて、汗ばんだカラダに気持ちいい。
振返れば、海!

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さらに上へと山道を辿ると、にわかにあたりがひらけ、

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6合目の第一展望台。

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鴛泊の港の先にある、ペシ岬まで見渡せた。
行く先の稜線もくっきり。

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ここからは、花の道。

いわぎきょうかな?

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7合目の標識には、ここから胸突き八丁がはじまると書かれている。

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急登をこなしつつ、

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ついつい道の花にも。

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この花は何だろう?

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ぐいぐい高度を稼いで、第二展望台に到着。

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そこからはひと登りで、長官山。
目の前に、利尻山の山頂が初めて見えた。

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長官山から少し下って登ると、稜線上に避難小屋が見える。

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クルマユリにもご対面。

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避難小屋の上から振り返る長官山。

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美しい景色と花に、癒されつつ、

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いよいよ最後の稜線にとりつくところで、急激に雲が湧き、風が唸りを上げ始める。

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おいおい、このいいところで・・・

九合目の携帯トイレブースに着いたころには、あたりは真っ白。

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行くても見え隠れして、西風がきつく、雲が唸るように頭上を飛ぶ。

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最後の核心部と言われるザレた急登をこなしていると、目の前に青空と天国に続くような階段。

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頭の中で、レッドツエッペリンが鳴り響いた(笑)

と思ったのも束の間、沓形からの登山道が合流すると、また真白に・・・

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そして、ラストスパートと思われる登りに取り付くと、

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再び天国への階段が現れる。

この階段を登りきると・・・

ガスの向こうに、人影が。

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8:30 利尻山 山頂到着。

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残念ながら、あたりは真っ白けなのだが、せっかくなので、宿で握ってもらったおにぎりを食べながら、晴れ間を待つ。

おおっ!

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雲が切れるか・・・・

おおっーーーーーーーー!!!!!!!


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ローソク岩と、その向こうに利尻島の海岸線。

登ってきたほうを見ると、海の向こうに礼文島だ。

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30分ほど山頂に滞在し、また濃厚なガスに包まれてきたので、下山を開始。

振返る山頂。

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しばらく下ると、ガスを抜けたのか、下界がくっきり。

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またガスに包まれ・・・

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みたいな感じで、滑りやすいザレを慎重に下っていく。

五合目の展望台も、視界なし。

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そのまんま、どんどこ下って、登山口に帰還してきた。

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ここから、携帯が通じるのだが、15:00のチェックインに、迎えにきていただくのはあまりにも早すぎるので、このまま日帰り温泉の利尻富士温泉まで車道を歩く。

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真っすぐな道の向こうに海が見えて、風が心地よい。

40分ほど歩くと、利尻富士温泉。

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トロッとした感じの温泉にゆっくり浸かり、凍りそうなくらい冷たい水風呂に交互にはいりつつ、強張った足の筋肉をほぐし、汗を流して、ほっと一息。

それでもまだ時間がたっぷりあるので、そのままついでに鴛泊の港まで歩く。

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フェリーターミナルまで来て、宿に電話したら、電話を切った直後に迎えの車が目の前に来てビックリ!

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そのまま誘拐されるように、車に乗り込んで、今宵の宿に向かうのであった。

その後の利尻うに三昧の夕食は、後日の山めし礼讃で。


最北の百名山、利尻島の利尻山。
見てよし、登って楽しく、ダイナミックな北の自然をたっぷり味わえる、いい山旅であった。