さて、針ノ木岳のテント場ですっかりいい気分で山めしとビール三昧した後、久々にテントでぐっすり眠り、夜明け前に頂上へのアタック開始。

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北アルプスの夜明けだ。


暗いうちにヘッドライトを点けてテント場から裏手の稜線へと上がり、針ノ木岳の頂上を目指す。

だんだんあたりが見え始め、

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最後のひと登りで針ノ木岳の頂上へ到着。

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東の空が茜色に染まり、

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後立山連山の上空には少し雲があるのだが、それがまた美しい色に。

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久しぶりの山の夜明けに、すでに興奮状態。

待つことしばし、やがて東の雲海の彼方に日が昇った。

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山々が光に包まれ、荘厳な北アルプスの夜明け。

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振り返れば、剣岳。

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さらに目を転ずると、五色が原に光が差し込んでいる。

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この美しい光景にしばし呆然と山頂に佇む。
うん、やはり、山はいい。

30分以上も日が昇ってからそこにいただろうか。
思いっきり北アルプスの景色を脳裏に焼き付け、テント場に戻ることにする。

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高山植物も、朝日をいっぱいに受け、凛とした表情。

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テント場に戻って、手早く朝飯を済ませたら、テントを撤収し、針ノ木峠からまた下っていく。

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急な雪渓を注意しながら下降し、

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針ノ木雪渓の中ほどから稜線を振り返る。

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軽アイゼンを効かせながら、最後の急傾斜を下り、

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どこまでも続く雪渓をるんるん気分で行く。
いや、この真夏になんていう涼しさ、なんていう爽快さ。

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久々の山と、雪渓と、山めしと。
数十年ぶりに訪れた針ノ木岳と針ノ木雪渓。

心に残る山旅であった。