雪の小遠見山へ。

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五竜岳へは夏山にしか登ったことがないが、遠見尾根から雪の鹿島槍ヶ岳や五竜岳を見たくて、雪の遠見尾根を日帰りしてみた。

白馬五竜テレキャビンの駐車場。
天気のいい休日だったので、スキー客で満車。

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手早く装備を整え、テレキャビンに乗って一気に1500mのアルプス平へ。
ここからスキー場の脇を登っていく。

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圧雪はされているものの、ツボ足で十分に登れる。

この日、午後からは天候急変の大荒れ情報も出ていて、すでに白馬三山方面はかなり怪しい雰囲気。

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五竜岳方面は、まだ天気がもっている。

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スキー場の最上部までくると、一気に雪の急斜面を登り、地蔵の頭へ。

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賑やかだったスキー場を過ぎると、一気に冬山モード。

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前方に、五竜岳の雄姿が見えてきた。武田菱もくっきりと拝める。

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ここからいったん下り、遠見尾根を登っていく。

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この登り始めが急登で、ちょうど無風地帯でもあり大量の汗をかく。

この登りを終えると、気持ちのいい稜線だ。

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ところどころ、また急な雪の斜面をひたすら登り、

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雪山らしいルートを辿り、高度を稼いでいく。

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ときおり顔を見せる五竜岳の眺めが素晴らしい。

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もう一度開けた尾根に出て、

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左に雪庇のある斜面を登り切れば、

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小遠見山への最後のストレート。
おおっ!ついに鹿島槍ヶ岳も姿を見せた。

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左は大きく発達した雪庇があるので、ルートを外さないように注意しながら登り、

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いよいよ最後の斜面に。

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アルペン平から1時間半あまりで、小遠見山到着。
なんとかここまで天気はもってくれた。

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五竜岳もバッチリ。

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この絶景の中で山めしをしたかったのだが、かなり風がきつくなりつつあり、上空の雲行きも怪しいので、ここで引き返すことにする。

次はテントを担いで、五竜岳まで行ってみたいものだ。

存分に景色を堪能し、稜線を下る。

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登っているときにはあまり意識していなかったのだけど、かなり高度感もある。

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白馬三山方面の雲はいよいよ本格的に怪しくなってきた。

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右手の雪庇に注意しながら、ずんずんと雪の斜面を下り、

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ほどなく、地蔵の頭が見えてきた。

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ここまでくれば、テレキャビン駅も目と鼻の先なのだが、地蔵の頭付近で山めしをしようとしたものの、風がどんどん強くなって、断念。

すごすごと混雑しているスキー場を抜け、アルプス平のテレキャビン乗り場へと下山。


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残念ながら、冬の鹿島槍ヶ岳を見ながらの山めしはできなかったけれど、初めての冬の遠見尾根は、とっても気持ちのいい山行だった。