温泉とビールと、ひとり山めしの宴の夜が明け、今日も天気は・・・と思っていたが、なんとか雨も降らずに持ちこたえている。

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では、雨に降られる前にサクッと下山しますか。


手早く朝メシをすませ、濡れて重くなったテントを撤収。

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白馬鑓温泉のテント場から数分下ると、例年にない光景。
けっこうな距離の雪渓下りだ。

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傾斜もかなりあるので、ここで軽アイゼンを装着。

サクサクとアイゼンの爪を効かせつつ、ストックでバランスをとりながら下降。
前で、おじさんが転倒し、数メートル滑っていった。
やはりアイゼンをつけておいてよかった。。。

下りきったところから見ても、かなりの傾斜だ。

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その後も、いくつかの雪渓をトラバースしながら道は続き、

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延々と山腹をからみながら、ひたすら歩く。

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小日向のコルを越えれば、あとは下るのみ。

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蒸し暑さをこらえつつ、考え事をしながら、猿倉へと一目散。

4月に立ち上がった部署の成果と今後の展開を、8月にグループ経営会議で居並ぶ役員を前に報告するストーリー。ただでさえ分かりにくい仕事を、わかりやすく、戦略的に、そして獲得目標を達成できるように。

この2日間山を歩いたおかげで、頭もスッキリ、心も透き通るようなコンディションになっていたらしく、次々と難問をクリアするアイディアが浮かび、いつしか、林道に飛び出す。

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ラストスパートの林道を歩ききり、白馬八方へと戻るバスの発車10分前に、猿倉荘に到着。

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快調なペースで、予定より一本前のバスに乗り込み、さっそく忘れないうちに頭の中につまった考えをメモ。あとは、車に戻り、あの温泉に浸かって、3日間の山で考え抜いたことを、ノートに整理しますか。

天気はイマイチだったけど、久々に山を歩いてスッキリ。
頭も整理できて、8月の大仕事にも、立ち向かえそうだ。

白馬の山々に、感謝。