北岳。
もう、GW以来かれこれ、60日以上も本格的に山に行けず、重度の低山病にやられて、ついに山への想いがバクハツ。
一日しかないけど、どうせやるなら日本第二位の山頂でプシュッ!と山めしするのだ、と北岳にターゲットを絞り、夜の中央道を疾走するのであった。
もう、GW以来かれこれ、60日以上も本格的に山に行けず、重度の低山病にやられて、ついに山への想いがバクハツ。
一日しかないけど、どうせやるなら日本第二位の山頂でプシュッ!と山めしするのだ、と北岳にターゲットを絞り、夜の中央道を疾走するのであった。
台風一過の期待される週末の土曜日、この一日だけ、ある。
しかし、こんなときに、南アルプスの夜叉神~広河原の林道は崩落のため通行止めでバスは運休。。。
しかたなく、中央道を走り、身延方面へ国道をぐるっとたどって、深夜1時頃、奈良田の駐車場へ。
3時間ほど仮眠し、5:30のバスに揺られ、広河原へ。
さあ、天気は上々。
しかし、60日以上ブランクのあるこの足で、登って山めしして、16:30の最終バスに間に合わせることができるだろうか。。。
7:00 ストレッチとヒンズースクワットをして、広河原を出発。
さあ、あの頂で山めしをするのだ。
このつり橋を渡れば、南アルプスの山の中。
意気揚々とつり橋を渡り、スピードをあげつつ山道へ。
・・・っと、登り始めてすぐ、前方から「げんさん・・・ げんさんですよね!!」と声をかけられる。
おおっ、一昨年の、あの丹沢のゆるゆる山めしの会で、3時間も山頂で私を待ってくださっていた、ゆたかさんではないですか。
再会を喜び、子供さんとテントを担いで登られるゆたかさんと別れ、またフルスピードで大樺沢沿いの森を歩く。
沢の音がゴウゴウと心地よい。
この山の気分、最高っ~
今回は、大樺沢をあがって、二俣から右俣コースを登り、山頂往復、白根御池経由で広河原まで下る予定。
樹林帯の中をひたすら歩き、
やがて、雪渓へ飛び出した。
ああ、北岳にきた。
少し雪渓を歩いて、8:40 二俣到着。
10分ほど休憩して水分を補給。
ここから一気に稜線へと上がっていくのだ。
ここからが勝負どころ。
あまり風のない斜面をじりじりと登り、高度を稼ぐ。
だいぶ、登ってきたな。
いつしかあたりは高山植物の咲き乱れる、お花畑に。
白根御池からの道と合流し、
稜線まであとわずかなのだが、ここで花の誘惑がスゴい(笑)
ハクサンイチゲ(?)
シナノキンバイ(?)
どこを向いてもお花だらけ。
花より団子の私でも、撮らずにはいられない(笑)
10:00 稜線に飛び出す。
えもいわれぬほど心地よい稜線の風が迎えてくれた。
この3,000メートルのアルプス稜線を闊歩する気分、なんともいえませんな。
稜線にもたくさんのお花たち。
こちらは、キタダケトリカブト(?)
愛らしい。
ツガザクラかな(?)
こんなに花を撮っていて時間は大丈夫なのか(笑)
といいつつ、お花畑を激写。
10:30 北岳肩ノ小屋。
ここはノンストップで、北岳の山頂を目指す。
小屋の裏手の岩の道をすすみ、おお、両俣への分岐だ。
北岳山荘と間ノ岳も見えてきた。
もう、北岳の山頂は、呼べば声が届くほど。
11:00 ジャスト、4時間で北岳山頂到着。
さあ、山めしだ(笑)
サクッと雲上の山めしランチの準備をし、
3193m.の山めしに乾杯っ!
プシュッ!
ぷはあぁぁぁぁあああああーーーーーーーー!
ああぁ、生き返るぅ。
キンキンに冷えたオールフリーが、喉を駆けぬける、この爽快感。
重度の低山病、完治!(笑)
やはり、これしか処方箋はありませんな。
おおっ、ガスっていた、東側の雲が一瞬切れて富士山も祝福。
ああ、この瞬間のために、登ってきたのだ。
この日の山めしは、珍しくアボカドを使った一品なのだが、レシピは後日の山めし礼讃で。
さて、50分ほども山めしとオールフリーと絶景を堪能し、11:50 下山開始。
るんるん気分で稜線を歩く。
今ならどこまででも歩けそうな気分だ。
ちょうどここで、白根御池から登ってきた、ゆたかさん親子に再びバッタリ。
またどこかの山で、と再会を約し、歩き始める。
稜線から白根御池方面への道へ。
この数週間、心の中に澱んでいたものが、サッと消えていくような景色。
北岳、ありがとう!
暑い暑い樹林帯の中をくだり、やがて白根御池が見えてきた。
まだ池は雪の中らしい。
13:30 白根御池小屋到着。
そろそろ足にも若干の疲労感がきはじめていたので、10分ほどザックをおろして休む。
なんせ、広河原から北岳山頂まで、標高差 約1700m.
日帰り装備とはいえ、60日ぶりくらいのカラダにはけっこうくる。
ここからはまた、しっとりした森の中をひたすらくだり、大樺沢との分岐へ。
この場所、大樺沢を下ってくる渓風がとっても気持ちよく、爽やかな緑の森の中で、ザックをおろし、しばし瞑想。
この2ヶ月あまり、いろんなことがあったなぁ。。。
全力で、全力で、全力でやってきたけど。
自分ではどうしようもない組織の論理、
自分では変えられない会社の流れ。
2年半前に立ち上げた新しい部署は、ようやくその成果を出し始めた
そんなときに・・・
自分の手では動かせない大きな流れをどうやって変えていけばいいのか。
がんばってここまでついてきてくれた人たちの想い。
自分の身はどうなろうとも、それだけは守りたい。
まだ、少しだが、時間はある。
もがいてみるさ。
そんなことが、つらつらと頭をよぎっては消えていく。
20分ほども風に吹かれていただろうか。
後ろ髪をひかれつつ、広河原へ。
南アルプスから下界へと続くつり橋を渡り、
15:20 広河原へ到着。
たった一日だけの山登りだったが、北岳山頂での山めしの爽快感、心癒されるお花畑に、稜線の風。
心の中に湧き上がってくる、やり通したことへの満足感をかみしめつつ、山の神様がくれた、珠玉のひとときに、感謝するのであった。
まだ、いける。
しかし、こんなときに、南アルプスの夜叉神~広河原の林道は崩落のため通行止めでバスは運休。。。
しかたなく、中央道を走り、身延方面へ国道をぐるっとたどって、深夜1時頃、奈良田の駐車場へ。
3時間ほど仮眠し、5:30のバスに揺られ、広河原へ。
さあ、天気は上々。
しかし、60日以上ブランクのあるこの足で、登って山めしして、16:30の最終バスに間に合わせることができるだろうか。。。
7:00 ストレッチとヒンズースクワットをして、広河原を出発。
さあ、あの頂で山めしをするのだ。
このつり橋を渡れば、南アルプスの山の中。
意気揚々とつり橋を渡り、スピードをあげつつ山道へ。
・・・っと、登り始めてすぐ、前方から「げんさん・・・ げんさんですよね!!」と声をかけられる。
おおっ、一昨年の、あの丹沢のゆるゆる山めしの会で、3時間も山頂で私を待ってくださっていた、ゆたかさんではないですか。
再会を喜び、子供さんとテントを担いで登られるゆたかさんと別れ、またフルスピードで大樺沢沿いの森を歩く。
沢の音がゴウゴウと心地よい。
この山の気分、最高っ~
今回は、大樺沢をあがって、二俣から右俣コースを登り、山頂往復、白根御池経由で広河原まで下る予定。
樹林帯の中をひたすら歩き、
やがて、雪渓へ飛び出した。
ああ、北岳にきた。
少し雪渓を歩いて、8:40 二俣到着。
10分ほど休憩して水分を補給。
ここから一気に稜線へと上がっていくのだ。
ここからが勝負どころ。
あまり風のない斜面をじりじりと登り、高度を稼ぐ。
だいぶ、登ってきたな。
いつしかあたりは高山植物の咲き乱れる、お花畑に。
白根御池からの道と合流し、
稜線まであとわずかなのだが、ここで花の誘惑がスゴい(笑)
ハクサンイチゲ(?)
シナノキンバイ(?)
どこを向いてもお花だらけ。
花より団子の私でも、撮らずにはいられない(笑)
10:00 稜線に飛び出す。
えもいわれぬほど心地よい稜線の風が迎えてくれた。
この3,000メートルのアルプス稜線を闊歩する気分、なんともいえませんな。
稜線にもたくさんのお花たち。
こちらは、キタダケトリカブト(?)
愛らしい。
ツガザクラかな(?)
こんなに花を撮っていて時間は大丈夫なのか(笑)
といいつつ、お花畑を激写。
10:30 北岳肩ノ小屋。
ここはノンストップで、北岳の山頂を目指す。
小屋の裏手の岩の道をすすみ、おお、両俣への分岐だ。
北岳山荘と間ノ岳も見えてきた。
もう、北岳の山頂は、呼べば声が届くほど。
11:00 ジャスト、4時間で北岳山頂到着。
さあ、山めしだ(笑)
サクッと雲上の山めしランチの準備をし、
3193m.の山めしに乾杯っ!
プシュッ!
ぷはあぁぁぁぁあああああーーーーーーーー!
ああぁ、生き返るぅ。
キンキンに冷えたオールフリーが、喉を駆けぬける、この爽快感。
重度の低山病、完治!(笑)
やはり、これしか処方箋はありませんな。
おおっ、ガスっていた、東側の雲が一瞬切れて富士山も祝福。
ああ、この瞬間のために、登ってきたのだ。
この日の山めしは、珍しくアボカドを使った一品なのだが、レシピは後日の山めし礼讃で。
さて、50分ほども山めしとオールフリーと絶景を堪能し、11:50 下山開始。
るんるん気分で稜線を歩く。
今ならどこまででも歩けそうな気分だ。
ちょうどここで、白根御池から登ってきた、ゆたかさん親子に再びバッタリ。
またどこかの山で、と再会を約し、歩き始める。
稜線から白根御池方面への道へ。
この数週間、心の中に澱んでいたものが、サッと消えていくような景色。
北岳、ありがとう!
暑い暑い樹林帯の中をくだり、やがて白根御池が見えてきた。
まだ池は雪の中らしい。
13:30 白根御池小屋到着。
そろそろ足にも若干の疲労感がきはじめていたので、10分ほどザックをおろして休む。
なんせ、広河原から北岳山頂まで、標高差 約1700m.
日帰り装備とはいえ、60日ぶりくらいのカラダにはけっこうくる。
ここからはまた、しっとりした森の中をひたすらくだり、大樺沢との分岐へ。
この場所、大樺沢を下ってくる渓風がとっても気持ちよく、爽やかな緑の森の中で、ザックをおろし、しばし瞑想。
この2ヶ月あまり、いろんなことがあったなぁ。。。
全力で、全力で、全力でやってきたけど。
自分ではどうしようもない組織の論理、
自分では変えられない会社の流れ。
2年半前に立ち上げた新しい部署は、ようやくその成果を出し始めた
そんなときに・・・
自分の手では動かせない大きな流れをどうやって変えていけばいいのか。
がんばってここまでついてきてくれた人たちの想い。
自分の身はどうなろうとも、それだけは守りたい。
まだ、少しだが、時間はある。
もがいてみるさ。
そんなことが、つらつらと頭をよぎっては消えていく。
20分ほども風に吹かれていただろうか。
後ろ髪をひかれつつ、広河原へ。
南アルプスから下界へと続くつり橋を渡り、
15:20 広河原へ到着。
たった一日だけの山登りだったが、北岳山頂での山めしの爽快感、心癒されるお花畑に、稜線の風。
心の中に湧き上がってくる、やり通したことへの満足感をかみしめつつ、山の神様がくれた、珠玉のひとときに、感謝するのであった。
まだ、いける。