ずっと山にいけない週末が続き、息も絶え絶えになってきたので、ほんの少しの仕事の間隙をついて、冬の小仏城山へ。

20160131kobotoke-008.jpg

1月のドカ雪がまだたっぷり残っていて、近郊の低山とは思えない景色に出会うことができた。






小仏城山へのアクセス 登山口と駐車場


高尾山の奥にある、裏高尾山域。その中でも展望がよく人気の山、小仏城山。

・小仏登山口
小仏城山への便利のいい登山口。自家用車、タクシーの他、JR・京王線高尾駅から、小仏行の路線バスも通年運行している。特に、春秋の登山シーズンは利用者も多く、バスも増発されるほど。
自家用車の場合、小仏のバス停終点から、歩いて20分くらいの奥まで上がれて、駐車スペースがある。やはり春秋シーズンや、冬でも天気のいい週末は早朝から満車になることも。
・日影登山口
小仏行のバスの途中にある日影バス停から、日影沢沿いに登る。
・相模湖登山口
相模湖側からも、千木良のバス停からの登山口がある。時間的には最短ルート。路線バスはJR相模湖駅から出ている三ケ木行のバス。
・高尾山口
京王線高尾山口駅から、高尾山を経由して登る登山口。京王線のほか、駅前に有料駐車場あり。

小仏城山の山小屋


山頂に城山茶屋があり、名物のかき氷を目当てに登ってくる人も多い。茶屋の前からは富士山が見渡せ、休憩を取る人も多い。トイレもあり。

小仏城山の登山シーズンと難易度


小仏城山は、登られる山。春秋の行楽シーズンはもちろん、春夏秋冬登ってくる人は多い。870mの標高でさほど高い山ではないが、東京湾のほうから富士山まで見渡せる展望の良さがあり、ハイキングコースとして親しまれている。特に危険個所はないが、以前、相模湖側から登ったときには、滑落して動けなくなった人を担いで下したこともあるので、急なくだりにはご注意を。

小仏城山への登山コース コースタイム


・小仏バス停登山口 → 小仏峠 → 小仏城山 (コースタイム 1時間15分)
・日影バス停登山口 → 小仏城山 (コースタイム 1時間40分)
・千木良バス停登山口 → 小仏城山 (コースタイム 1時間)
・相模湖駅 → 千木良バス停 → 小仏城山 (コースタイム 1時間30分)
・高尾山口登山口 → 高尾山 → 小仏城山 (コースタイム 2時間30分)

小仏城山登山記録 小仏城山で霧氷と野点初め


小仏峠の下からスタート。
林道はいきなり積雪で、ところどころ凍っており滑りやすかったが、空気が澄んでいて気持ちがいい。

小仏峠で、思わぬ景色に。

20160131kobotoke-002.jpg

まだ光が差していないので、モノクローム的な世界だが、奥高尾とは思えない光景にテンションがあがる。

人の気配がない小仏峠をすぎ、

20160131kobotoke-003.jpg

茶屋跡まで登ってきたら、あっと息をのんだ。

富士山までの雲海。

20160131kobotoke-004.jpg

いやー、まさかこんなところで雲海を見れるなんて、なんてラッキーな。

20160131kobotoke-005.jpg

すっかり気分が高揚し、スタスタと雪の森の中を登っていく。

20160131kobotoke-006.jpg

本格的な雪山にきた感じで、ペースもどんどんあがり、すぐに小仏城山山頂。

20160131kobotoke-007.jpg

誰もいない早朝の山頂で、さっそく山めしモーニングだ。

20160131kobotoke-008.jpg

ひとしきりお腹を満たしたら、今年初の山の野点を。

20160131kobotoke-012.jpg

お濃茶をいただき、点てなおして薄茶。

20160131kobotoke-013.jpg

美味しいお抹茶に、頭も心もすっきり。

このあたりで日も差してきて、あたりの霧氷?樹氷?が煌く。

20160131kobotoke-009.jpg

ああ、なんていい気分。

20160131kobotoke-010.jpg

山めしに、野点初めに、煌く雪景色。

20160131kobotoke-011.jpg

たった、数時間の山行だったけれど、
この小仏城山の樹氷のように、輝く時間をくれた山に、感謝。