<2018年1月28日 記事追加修正>

中房温泉のテント場。
GW本番に目指したのは雪の燕岳。

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昨年に続き、中房温泉のテント場で、まったり前泊プランだ。




中房温泉テント場へのアクセス 登山口と駐車場


中房温泉テント場には、マイカー、タクシー、路線バスのアクセス方法がある。
マイカーの場合、中房温泉の手前に、第1~第3までの3つの無料駐車場があるが、夏山のハイシーズンなどの週末は、夜中に満車になることも。
タクシーは、JR穂高駅から。路線バスも、春~秋のシーズンにJR穂高駅から中房温泉行のバスの便がある。冬期は中房温泉への林道が通行止めとなる。

中房温泉テント場周辺の山小屋


テント場の受付は、登山口にある露天温泉の受付でする。
トイレは登山口に、水場もすぐ近くにある。ちなみに、テント場の下段にある蛇口は、温泉の地熱で温められ、温かいお湯がでてくる。テント場自体も、地熱があり、気温の低いシーズンでもテントの下がほの温かい(夏場は暑い)

3.中房温泉テント場登山記録 中房温泉のテント場にて


5/2、東京を朝発って、あずさと大糸線で穂高駅へ。
昨年はここで中房への林道落石通行止めというショッキングな知らせに頭が真っ白になったが、今年は何事もなく、中房温泉行のバスに乗り込む。

終点の中房温泉で降り立った人は、ほぼ登山者で、みなさん中房温泉旅館に。
ひとりテント場の受付をし、テント場にポツンとソロテントを張る。

さて、さっそく中房温泉の露天湯だ。

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一風呂浴びて、爽快な気分になったところで、テントで読書。

今回は2冊持参したのだが、こちらはソローの「森の生活」。

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ひとしきり本を読んだ後は、お待ちかねの山めしの宴。

久々のテント場での山めしに、ちょっと興奮気味。
こんな豪華な山めしも。
(詳細は明日の山めし礼讃で)

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久々の、テント山めしに乾杯っ~

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プシュッ!

ぷはぁああああーーーーーーー!!!!!!

五臓六腑にしみわたる~

ビールにワインに、あわせて作った山めし3品。
やはり山ごはんはいい。(しみじみ)

食後にウイスキーを飲みつつ、夕暮れの景色を愛でる。

やがて、月が出た。
テントの入口を全開にして、寝っ転がって月を見る。

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ネットワークウォークマンにつないだスピーカーからは、「いっそセレナーデ」のピアノ曲。

ピアノソロのインストルメンタルなのに、なぜか陽水の声が聞こえてくる。

 そっと眠りかけたラジオからの
 さみしい そして悲しい
 いっそやさしい セレナーデ・・・


この半年、いろんな感情を押し殺して、ひたすら仕事の成功のみを念じてやってきた。

自分を表に出さず、ひたすら黒子のように、それでいて部門の成果を出すために、ひたすらに、ひたすらに。

山を歩くときも、そのことばかりを考えていた。
ひたすら成功の法則を探し、突破の方策を練り、考え、考え、考え抜いてきた。

生き方は二の次、三の次だった。
どこかでこれではいけないと思いつつ、そればかりを考えて、やり抜いてきた。


いつしか曲はアルバムの最後の曲。
「夜が来る」になっていた。

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ギターの前奏が聞こえた瞬間に、心が震え、時空を超え、新入社員だった頃に戻っていた。
あの頃に夢見たこと、飲み明かした友たち、胸に抱いた志、そして青くさい議論。

 ドン ドン ディドン シュビ ダ デン~ ♪

ギターの伴奏が激しくなり、目から熱いものが流れた。

この半年こらえていたものが、ボロボロと落ち、闇があたりを包み込んで、月だけが空に輝いていた。

中房温泉のテント場に、夜が来る。

(つづく)


【ウイスキーの飲みたくなる時間】
 琥珀色の時間