さらに進行しつつある分裂症的外秩父七峰縦走大会の記。
なんとかこれだけは残しておかなければ。
無気力とハイのあいだをいったりきたりの状態に終止符を打つ旅が始まる前に、これだけは残しておかなくてはと書き上げたのだが。
最終回ははたしてうまくまとまるのであろうか・・・
剣が峰のチェックポイントを170番台で通過。
しかし次のチェックポイント大霧山でまさかの700番台へと転落したルーク・ナナミネ・ウォーカー。(私)
はたしてこのナゾは解けるのか?
なんとかこれだけは残しておかなければ。
無気力とハイのあいだをいったりきたりの状態に終止符を打つ旅が始まる前に、これだけは残しておかなくてはと書き上げたのだが。
最終回ははたしてうまくまとまるのであろうか・・・
剣が峰のチェックポイントを170番台で通過。
しかし次のチェックポイント大霧山でまさかの700番台へと転落した
はたしてこのナゾは解けるのか?
大霧山の山頂で、あまりのことに打ちひしがれる。
しかしオビワンは何も答えてはくれず、この明るい稜線で、ヨーダのでてくるはずもなく、導いてくれる師はいない(笑)
混乱と打撃の中、ふらふらと頂上の一角に座り込み、まずはハラごしらえ(笑)
サラダ巻きに必勝梅肉チューブ。
こんな暑い低山では、大量に汗をかくので、塩気と酸味がおいしく感じられる。
梅肉チューブはいつも冬山の縦走で重宝しているもので、酸味が疲労を緩和し、元気がでるのだ。
梅干をもっていくのが面倒なので、いつもこれで酸味を補給している。
さて、さっさとハラごしらえを終え、気を取り直して先を急ぐ。
粥新田峠まで下りると、そこからは車道歩き。
秩父高原牧場などで絞りたての牛乳や、ソフトクリームの誘惑もあるが、私には効き目がない。
なにせフォースがついているのだ。(甘いものが食べられないのだ)
生ビールだったら危うかったかもしれない(笑)
牧場の先から大霧山を振り返る。
この頃になると、もう周りの登山者はまばら。
ときおり、2人、3人の組を追い越し、二本峠を通過。
皇鈴山(679m)のチェックポイント、13:50。
果たして順番は・・・
「740番です」
えっえええ??????
少なくとも50人以上は追い越したのに??
さらに深まるナゾを抱え、次のチェックポイントへとひたすら歩き続ける。
途中で背を曲げ、杖をつきながら縦走しているおばあちゃんを発見。
ん?この人スゴイ健脚??
ヨーダのようなフォースをもっているのか???
(フォースについてはウィキペディアに下記のような定義項目がある。。)
************************************
■筋力の増加
普段のジャンプ力では届かないような高さまでジャンプしたり、
常人には曲げられないような強度の金属を曲げたりすることができる。
また、ヨーダは戦闘時にこの能力を使うことで
普段は杖を必要とするほど衰えている体力をカバーし、
むしろ他のジェダイよりも素早い動きを可能にしている。
************************************
そこでようやくオビワンの声が響いた。
「ルーク、人にはそれぞれの運命(さだめ)があるのだ」
??? なんのこっちゃ?
「ルーク、新たなるフォースだ」
そこではたと気がついた。
大会受付で配られたコースマップを見ると、
「これやっ!」
そう。順位がどんどん下がっていくカラクリがあったのだ。
昨年参加されて無念の途中下山者には、リベンジ特典として、昨年の下山道までバスで送ってもらい
そこからゴールへ向けて登りだす、という究極のフォースがあったのだ!!!
これは「新たなる希望」なのか、はたまた、「帝国の逆襲」なのか(笑)
最初の下山道は笠山で、ここで下山した人はほとんどいないだろう。
剣が峰まではこの「笠山峠」下山道しかないので
その後の、
・白石峠下山道
・定峰峠下山道
・旧定峰峠下山道
から登ってきた新手が、私の前に大霧山のチェックポイントを通過し、一気に順位が600人ほども下がったわけだ。
大霧山のチェックポイント通過後の、
・粥新田峠下山道
・二本峠下山道
で登ってきたさらなる精鋭部隊が加わり、私の前に通過しているのだ・・・
なるほど。。。 さすがにフォースの奥は深い(笑)
登谷山(668m)の最終チェックポイントを14:14通過。
あとは下るのみ。
コースタイムであと2時間。
車道をひたすら下っていく。
途中、釜伏峠で、こんな看板。
ふらふらと吸い寄せられるようにテントへ。
地元の方が、名水とお漬物や柑橘を振舞ってくれていた。
カラカラの喉にしみわたる水。
柑橘の酸味がリフレッシュ。
そして奈良漬の美味しかったこと。
心に残るうれしい振舞いだった。
地元のボランティアの方々に感謝。
いよいよゴールの寄居駅まで4㎞をきった。
もう脚も体も、C3PO化し、歩くマシーンになった気分。
そしていよいよ・・・
時計が16時近くになったとき、この看板が現れた。
6時30分に出発して以来、40億光年 40km超の道のりを歩いてきた身には
ややそっけないゴールではあったが、終わったのだ。
ゴールのチェックと賞状や記念品をうけとり、お世話になったお礼を述べて、一目散に駅へ。
駅の横にあるスーパーに飛び込み、ご褒美である。
オビワンが言った。
「ルーク、よくやった。これでおまえもジェダイの仲間入りだ。」
長い長い一日が終わった。
ジェダイの証しは、コレである。
あまりにつらいジェダイの修行であった(笑)
(ここでスターウォーズのテーマが鳴り響く・・・笑)
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード3(ジェダイの帰還篇) 完
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード1(クローンの攻撃) はこちら
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード2(帝国の逆襲) はこちら
しかしオビワンは何も答えてはくれず、この明るい稜線で、ヨーダのでてくるはずもなく、導いてくれる師はいない(笑)
混乱と打撃の中、ふらふらと頂上の一角に座り込み、まずはハラごしらえ(笑)
サラダ巻きに必勝梅肉チューブ。
こんな暑い低山では、大量に汗をかくので、塩気と酸味がおいしく感じられる。
梅肉チューブはいつも冬山の縦走で重宝しているもので、酸味が疲労を緩和し、元気がでるのだ。
梅干をもっていくのが面倒なので、いつもこれで酸味を補給している。
さて、さっさとハラごしらえを終え、気を取り直して先を急ぐ。
粥新田峠まで下りると、そこからは車道歩き。
秩父高原牧場などで絞りたての牛乳や、ソフトクリームの誘惑もあるが、私には効き目がない。
生ビールだったら危うかったかもしれない(笑)
牧場の先から大霧山を振り返る。
この頃になると、もう周りの登山者はまばら。
ときおり、2人、3人の組を追い越し、二本峠を通過。
皇鈴山(679m)のチェックポイント、13:50。
果たして順番は・・・
「740番です」
えっえええ??????
少なくとも50人以上は追い越したのに??
さらに深まるナゾを抱え、次のチェックポイントへとひたすら歩き続ける。
途中で背を曲げ、杖をつきながら縦走しているおばあちゃんを発見。
ん?この人スゴイ健脚??
ヨーダのようなフォースをもっているのか???
(フォースについてはウィキペディアに下記のような定義項目がある。。)
************************************
■筋力の増加
普段のジャンプ力では届かないような高さまでジャンプしたり、
常人には曲げられないような強度の金属を曲げたりすることができる。
また、ヨーダは戦闘時にこの能力を使うことで
普段は杖を必要とするほど衰えている体力をカバーし、
むしろ他のジェダイよりも素早い動きを可能にしている。
************************************
そこでようやくオビワンの声が響いた。
「ルーク、人にはそれぞれの運命(さだめ)があるのだ」
??? なんのこっちゃ?
「ルーク、新たなるフォースだ」
そこではたと気がついた。
大会受付で配られたコースマップを見ると、
「これやっ!」
そう。順位がどんどん下がっていくカラクリがあったのだ。
昨年参加されて無念の途中下山者には、リベンジ特典として、昨年の下山道までバスで送ってもらい
そこからゴールへ向けて登りだす、という究極のフォースがあったのだ!!!
これは「新たなる希望」なのか、はたまた、「帝国の逆襲」なのか(笑)
最初の下山道は笠山で、ここで下山した人はほとんどいないだろう。
剣が峰まではこの「笠山峠」下山道しかないので
その後の、
・白石峠下山道
・定峰峠下山道
・旧定峰峠下山道
から登ってきた新手が、私の前に大霧山のチェックポイントを通過し、一気に順位が600人ほども下がったわけだ。
大霧山のチェックポイント通過後の、
・粥新田峠下山道
・二本峠下山道
で登ってきたさらなる精鋭部隊が加わり、私の前に通過しているのだ・・・
なるほど。。。 さすがにフォースの奥は深い(笑)
登谷山(668m)の最終チェックポイントを14:14通過。
あとは下るのみ。
コースタイムであと2時間。
車道をひたすら下っていく。
途中、釜伏峠で、こんな看板。
ふらふらと吸い寄せられるようにテントへ。
地元の方が、名水とお漬物や柑橘を振舞ってくれていた。
カラカラの喉にしみわたる水。
柑橘の酸味がリフレッシュ。
そして奈良漬の美味しかったこと。
心に残るうれしい振舞いだった。
地元のボランティアの方々に感謝。
いよいよゴールの寄居駅まで4㎞をきった。
もう脚も体も、C3PO化し、歩くマシーンになった気分。
そしていよいよ・・・
時計が16時近くになったとき、この看板が現れた。
6時30分に出発して以来、
ややそっけないゴールではあったが、終わったのだ。
ゴールのチェックと賞状や記念品をうけとり、お世話になったお礼を述べて、一目散に駅へ。
駅の横にあるスーパーに飛び込み、ご褒美である。
オビワンが言った。
「ルーク、よくやった。これでおまえもジェダイの仲間入りだ。」
長い長い一日が終わった。
ジェダイの証しは、コレである。
あまりにつらいジェダイの修行であった(笑)
(ここでスターウォーズのテーマが鳴り響く・・・笑)
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード3(ジェダイの帰還篇) 完
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード1(クローンの攻撃) はこちら
外秩父七峰縦走大会の記 エピソード2(帝国の逆襲) はこちら
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