オートルートの終点、ツェルマット。

ツェルマットといえばマッターホルンだが、逆さマッターホルンを見に行く、絶景トレッキングだ。

ツェルマットといえばマッターホルンだが、逆さマッターホルンを見に行く、絶景トレッキングだ。
オートルートを終えて、ツェルマットに入り、翌日は雷雨を避けて一日滞留。
その夜を最後にツアーの皆さんと別れ、ここからは一人山旅。
次の日、満を持して臨んだのが、このヨーロッパアルプスの山旅のハイライト、逆さマッターホルンを見に行くトレッキングだ。
ツェルマットのツーリストオフィスで入手した、ゴルナーグラート鉄道のパス。

これが夢のトレッキングへのパスポートだ。
ホテルの朝食をキャンセルして、一番電車に乗るため、ゴルナーグラート登山鉄道駅へ。
(ちなみに、ゴルナーグラート鉄道駅と、スイス国鉄のツェルマット駅は目と鼻の先くらい近い)

夏季の始発は、7:00
ふつうはホテルの朝食が7時とか7時半からなので、ハイシーズンながらこの時間に乗り込んでくる人は少ない。

はやる心を抑えつつ、ホームに停車中のゴルナーグラート鉄道に乗り込む。

案の定、一両に数組の観光とトレッキング客だけで空いている。
マッターホルンを見るために、進行方向右側の座席を確保し、いざ出発~。
あっ!
美しく朝日を浴びるマッターホルン。

本日は快晴だ!

次々と車窓に現れる絶景に、電車の中なのにすでに大興奮(笑)
そうこうするうちに・・・

40分ほどで、終点のゴルナーグラート(3089m)に到着。

まずは駅の上にある展望台へ。

天文台のようになっている建物は、ホテル・ゴルナーグラート。
と、その展望台への坂を上っている間に見たものは、
なんと!アイベックスの群れ。

5分ほどで展望台へ。

そこから見える風景は、超絶景。
モンテローザ(4634m)とゴルナー氷河。

こちらは、オートルートで見てきた、オーバーガーベルホルンやツィナールロートホルンなどの山々。

これは、最大望遠で見た、オーバーガーベルホルン(4063m)

こちらはツィナールロートホルン(4221m)

これはヴァイスホルンかな?

絶景に囲まれつつ、山めしモーニングを。
こちらは、昨夕にツエルマットのパン屋さんで買っておいたサンドイッチ。

生ハムとチーズにピクルスだけ
シンプルなバゲットサンドなのだが、これがうまいのなんの。

まあ、この絶景の中での山ごはんなので、何を食べてもおいしいのだけど。

展望台は昨日の雷雨もあってか、うっすらと雪が積もっていてひんやりとした空気が心地よい。

さて、腹ごしらえもできたので、マッターホルンを眺めながらのトレッキングに出発しますか。

一旦、二番電車の到着したゴルナーグラート駅のほうへ降りるのだが、

その途中でもまたまたアイベックスに遭遇。

なんて幸先のいい山旅。
そして快晴!
ゴルナーグラート鉄道の横からトレッキングコースは始まる。

左手にはブライトホルン(4164m)

最初に目指すのは、眼下にある、あの湖。

気持ちのいいトレッキングコースをルンルン気分で歩き、

やがてお目当ての、湖、リッフェルゼー。

夢にまで見た逆さマッターホルンだ!

少し引いた画角で。

鏡のような湖の湖面に映るマッターホルンの姿は、いつまで見ていても飽きない風景。
ただ、実はこの写真を撮るまでに、風がおさまるまで30分以上この湖畔で粘っていた(笑)
最初のころはこんな感じでさざ波。

風がおさまったと思ったら、魚が跳ねたり(笑)
なかなかに忍耐のご対面だっただけに、喜びもひとしお。
心に残る風景を見られて、満足し、リッフェルゼーを後にする。

リッフェルゼーのすぐ下にもウンターリッフェルゼーがあり、そこも美しい景色がみられる。

すっかり心が洗われて、気持ちのいいトレッキングルートを進む。

この景色を見ながらのトレッキングって、なんて贅沢。

アルプスらしいトレールを歩いていたら、何か足元に気配を感じて。
おおっ!マーモット!

こんな間近に見られるとは。

しばらくすると、ツエルマットの街が一望。
この尾根を回り込むと、本日の目標地点、リッフェルアルプのリゾートが見えてきた。

ガレた岩場をほんの少し下り、

樹林帯の小道をしばらく進むと、視界が開け、ホテルリッフェルアルプのある広場。
その下に、お目当てのテラスレストラン、Bergrestaurant Alphitta。

ここで、マッターホルンを眺めながら山めしランチをすることを夢見ていた。
“I'll start off with beer!”
(一度言ってみたかったのだ・・笑)
“Small one or large one?”
“Large one please!”
陽気なスタッフのおじさんが、親指をたてて笑いながら、“OK!”
この後は、ゴルナーグラート鉄道でツェルマットへ帰るだけなので、打ち上げのビール。

この絶景でビール!
(ジョッキ、でかっ!)

マッターホルンに乾杯っ!

注文していた料理も到着。
スイスの郷土料理、レシュティ。

細切りのジャガイモをカリッと焼いて、目玉焼きとカリカリベーコンがトッピング。
ビールがすすむっ!

マッターホルンの絶景の中、ビールとレシュティを堪能し、レストランを後にする。
(ちなみに、スイスではこんなところでもクレジットカードOK!)
なんて贅沢な時間。
なんて味わい深い山めし。
ヨーロッパアルプス、いい。(しみじみ)
5分ほど平坦な林道を歩くと、ゴルナーグラート鉄道のリッフェルアルプの小さな駅。

ここからゴトゴトと山岳鉄道に揺られ、ツエルマットの街へと戻るのであった。
ひんやりとした4000mのヨーロッパアルプスの空気と絶景。
そして感動的な山めし。
ああ、30年来の夢が叶った一日であった。
<スイスのハイキング・トレッキング情報>
今回、この日は全く一人で計画、チケットも手配していったのだが、コース情報などはこちらで事前に吟味し、地図や現地情報は、ツエルマット駅のすぐ近くにあるツーリストオフィスで入手した。
るるぶスイス (るるぶ情報版海外)
スイス観光の全般を薄く浅くという感じだが、意外とツエルマットやグリンデンワルドなどのトレッキング・ハイキング情報は巻頭で詳しく書かれていて参考になった。
その夜を最後にツアーの皆さんと別れ、ここからは一人山旅。
次の日、満を持して臨んだのが、このヨーロッパアルプスの山旅のハイライト、逆さマッターホルンを見に行くトレッキングだ。
ツェルマットのツーリストオフィスで入手した、ゴルナーグラート鉄道のパス。

これが夢のトレッキングへのパスポートだ。
ホテルの朝食をキャンセルして、一番電車に乗るため、ゴルナーグラート登山鉄道駅へ。
(ちなみに、ゴルナーグラート鉄道駅と、スイス国鉄のツェルマット駅は目と鼻の先くらい近い)

夏季の始発は、7:00
ふつうはホテルの朝食が7時とか7時半からなので、ハイシーズンながらこの時間に乗り込んでくる人は少ない。

はやる心を抑えつつ、ホームに停車中のゴルナーグラート鉄道に乗り込む。

案の定、一両に数組の観光とトレッキング客だけで空いている。
マッターホルンを見るために、進行方向右側の座席を確保し、いざ出発~。
あっ!
美しく朝日を浴びるマッターホルン。

本日は快晴だ!

次々と車窓に現れる絶景に、電車の中なのにすでに大興奮(笑)
そうこうするうちに・・・

40分ほどで、終点のゴルナーグラート(3089m)に到着。

まずは駅の上にある展望台へ。

天文台のようになっている建物は、ホテル・ゴルナーグラート。
と、その展望台への坂を上っている間に見たものは、
なんと!アイベックスの群れ。

5分ほどで展望台へ。

そこから見える風景は、超絶景。
モンテローザ(4634m)とゴルナー氷河。

こちらは、オートルートで見てきた、オーバーガーベルホルンやツィナールロートホルンなどの山々。

これは、最大望遠で見た、オーバーガーベルホルン(4063m)

こちらはツィナールロートホルン(4221m)

これはヴァイスホルンかな?

絶景に囲まれつつ、山めしモーニングを。
こちらは、昨夕にツエルマットのパン屋さんで買っておいたサンドイッチ。

生ハムとチーズにピクルスだけ
シンプルなバゲットサンドなのだが、これがうまいのなんの。

まあ、この絶景の中での山ごはんなので、何を食べてもおいしいのだけど。

展望台は昨日の雷雨もあってか、うっすらと雪が積もっていてひんやりとした空気が心地よい。

さて、腹ごしらえもできたので、マッターホルンを眺めながらのトレッキングに出発しますか。

一旦、二番電車の到着したゴルナーグラート駅のほうへ降りるのだが、

その途中でもまたまたアイベックスに遭遇。

なんて幸先のいい山旅。
そして快晴!
ゴルナーグラート鉄道の横からトレッキングコースは始まる。

左手にはブライトホルン(4164m)

最初に目指すのは、眼下にある、あの湖。

気持ちのいいトレッキングコースをルンルン気分で歩き、

やがてお目当ての、湖、リッフェルゼー。

夢にまで見た逆さマッターホルンだ!

少し引いた画角で。

鏡のような湖の湖面に映るマッターホルンの姿は、いつまで見ていても飽きない風景。
ただ、実はこの写真を撮るまでに、風がおさまるまで30分以上この湖畔で粘っていた(笑)
最初のころはこんな感じでさざ波。

風がおさまったと思ったら、魚が跳ねたり(笑)
なかなかに忍耐のご対面だっただけに、喜びもひとしお。
心に残る風景を見られて、満足し、リッフェルゼーを後にする。

リッフェルゼーのすぐ下にもウンターリッフェルゼーがあり、そこも美しい景色がみられる。

すっかり心が洗われて、気持ちのいいトレッキングルートを進む。

この景色を見ながらのトレッキングって、なんて贅沢。

アルプスらしいトレールを歩いていたら、何か足元に気配を感じて。
おおっ!マーモット!

こんな間近に見られるとは。

しばらくすると、ツエルマットの街が一望。
この尾根を回り込むと、本日の目標地点、リッフェルアルプのリゾートが見えてきた。

ガレた岩場をほんの少し下り、

樹林帯の小道をしばらく進むと、視界が開け、ホテルリッフェルアルプのある広場。
その下に、お目当てのテラスレストラン、Bergrestaurant Alphitta。

ここで、マッターホルンを眺めながら山めしランチをすることを夢見ていた。
“I'll start off with beer!”
(一度言ってみたかったのだ・・笑)
“Small one or large one?”
“Large one please!”
陽気なスタッフのおじさんが、親指をたてて笑いながら、“OK!”
この後は、ゴルナーグラート鉄道でツェルマットへ帰るだけなので、打ち上げのビール。

この絶景でビール!
(ジョッキ、でかっ!)

マッターホルンに乾杯っ!

注文していた料理も到着。
スイスの郷土料理、レシュティ。

細切りのジャガイモをカリッと焼いて、目玉焼きとカリカリベーコンがトッピング。
ビールがすすむっ!

マッターホルンの絶景の中、ビールとレシュティを堪能し、レストランを後にする。
(ちなみに、スイスではこんなところでもクレジットカードOK!)
なんて贅沢な時間。
なんて味わい深い山めし。
ヨーロッパアルプス、いい。(しみじみ)
5分ほど平坦な林道を歩くと、ゴルナーグラート鉄道のリッフェルアルプの小さな駅。

ここからゴトゴトと山岳鉄道に揺られ、ツエルマットの街へと戻るのであった。
ひんやりとした4000mのヨーロッパアルプスの空気と絶景。
そして感動的な山めし。
ああ、30年来の夢が叶った一日であった。
<スイスのハイキング・トレッキング情報>
今回、この日は全く一人で計画、チケットも手配していったのだが、コース情報などはこちらで事前に吟味し、地図や現地情報は、ツエルマット駅のすぐ近くにあるツーリストオフィスで入手した。
るるぶスイス (るるぶ情報版海外)
スイス観光の全般を薄く浅くという感じだが、意外とツエルマットやグリンデンワルドなどのトレッキング・ハイキング情報は巻頭で詳しく書かれていて参考になった。
コメント
コメント一覧 (2)
憧れのマッターホルン、そして逆さマッターホルン素晴らしいですね。
私も来年行きたいと思ってます。参考にさせて頂きます。
オートルートもトライしたいなと思ったりしています。
コメントありがとうございます!
返信遅くなってすいません。
逆さマッターホルンはホントに見事な風景でした。
この日のトレッキングはずっとマッターホルンを見ながら歩いていましたが、テンションあがりっぱなしでした。
日本ではなかなか出会えないヨーロッパアルプスならではの山旅、ぜひ。