南アルプスの鳳凰三山、薬師岳へ。

とあるミッションのため、コースタイムで12時間の夜叉神峠から薬師岳まで、日帰りで歩いてきた。

とあるミッションのため、コースタイムで12時間の夜叉神峠から薬師岳まで、日帰りで歩いてきた。
土曜日に仕事を片付け、深夜の中央道を疾走。
夜叉神峠の駐車場に車を停め、3時間ほど仮眠する。
3時半に起床。
手早く朝食と装備を整え、ストレッチとヒンズースクワットで準備完了だ。
まだ真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに夜叉神峠駐車場 3:50 出発。
黙々と考え事をしながら、夜叉神峠を目指して登っていく。
そう、今回の山行のミッションのひとつは、まだもがいている、仕事のこと、歩きながら考え抜くこと。
やがて空が白みはじめ、夜叉神峠 4:40 到着。

いまいち、白根三山方面は雲が多いが、

東の空は晴れているようで、雲に茜がさす。

北岳もちょっとだけ萌えて、

しばし、南アルプスの夜明けを満喫。
さて、本日は長丁場、水を飲んで、早足で歩き出す。
右手の樹林の間から日が昇り、

富士山が木立の中から顔を出す。

長い登りにとりかかり、ひたすら前へ前へと進んでいく。

杖立峠 5:50 通過。

まだ気持ちいい山の冷気が残る樹林帯を、スピードをあげていく。

西側から、間ノ岳も顔を見せてくれ、さらにスピードアップ。

火事場跡 6:25 到着。

いい山の朝だ。

北岳には、少しガスがかかりはじめたけれど。

足元にはちらほら、高山植物も見られるようになってきた。

苺平 7:00 通過。

奥秩父方面か、

さらにペースを上げ、南御室小屋 7:25 到着。

ここで、行動食で補給。
水を飲んで、薬師岳へのラストスパートに備える。
樹林帯を抜け、

いよいよ鳳凰三山の稜線に出た。
正面は砂払岳。

そうそう、この2700m.近くの稜線に、このシーズンに咲く、ピンクの可憐なお花があるのを覚えていて、やってきたのだ。

さあ、薬師岳はもうそこだ。

薬師岳 8:30 到着。
さあ、お待ちかねの山ランチ、まだ 8:30だけど(笑)
本日のメイン~

大好評の山のアボカドシリーズ。
さて、それでは、山めしランチと鳳凰三山に、ペットボトルの氷柱でキンキンに冷やしてきたオールフリーで乾杯っ!

ぷはぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!
生き返る。。。
この日の山めしランチは3品。
アボカドのレシピとその他2品は、後日の山めし礼讃で。
残念ながらこの頃から頂上付近は雲が多くて眺望はなかったが涼しい風に吹かれ、1時間以上もまったりと山めしを楽しんで、9:50下山開始。
脱兎のごとく、南御室小屋まで下り、苺平へ登り返す。

苺平 10:50 通過。
ずっと、道中あのことを考えながら、ひたすら下る。
杖立峠 11:50 通過。
考えて、考えて。
歩いて歩いて、歩いて。

考え抜いていたそのとき、ふっと頭の中に、古い 中島みゆきの名曲が流れてきた。
“夜明け間際の、吉野家では・・・
・・・・
狼になりたい 狼になりたい ただ、一度 ・・・”
それとともに蘇る、鮮やかな一場面。
高校生の頃バンドをやっていて、軽音クラブの部長だった。
ある春の日、部員の女の子(けっこう可愛かった)から相談したいと、部室でふたりきりで会話。
彼女は、医学への進学に専念するか、クラブを続けるか迷っていると話した。
純な(この際、「純」と「鈍」は紙一重・・)オレは、 将来にかかわることだから、進路のことはよくよく考えたほうがいい、 進学って、大事やろ。。。なんて話をした。
彼女はちょっと悲しそうな目をして、その後、何も言わずに退部した。
今思えば、医学部に行くために、クラブを辞めて勉強に専念しなさいと親から言われていたに違いない。 だから、ホントは、部長であるオレに、ヤメルナと強引にでも引き止めてほしかったのだと。
そして、彼女が最後に唄った曲が、この 中島みゆきの「狼になりたい」 だった。
好きな曲ではあったものの、なぜに女子高生がこの曲を歌うのか・・・と当時はわからなかったのだけれど、今、その気持ちが痛いほどにわかる。
ああ、数十年遅かった。すまん。。。
今、立ち上げた新しい部署の行方は、最後の決戦段階にきている。
この数日間はほとんど眠ることができずに自律神経もおかしくなって、痛み止めを打ってやり続けてきた。
どうすればみんなの想いを守れるのか。
出世欲も、権勢欲もないリーダーは、こんなときに役に立たないのか。
ものすごい喪失感、やるせなさ、淡い希望、一縷の望み。。。
いろんな気持ちがぐちゃぐちゃになって、束になって。
9回の裏、2死満塁。
老獪なバッターを相手に、こちらは変化球も消える魔球も、落ちる球もない。
ストレートを全力で投げ込むことしかできない。
一発打ち返されれば、いや、アンパイアから「ボール!」を宣告されたら、ゲームセット。
こんどは、どうやらオレが、あの歌を唄う番になったようだ。
狼になりたい 狼になりたい ただ一度。
狼になりたい 狼になりたい ただ一度。
夜叉神峠 12:30
すっかりガスってしまった白根三山。

そのままなだれ込むように、夜叉神峠駐車場 13:15 帰還。
歩きぬいて、歩きぬいて、考え抜いた9時間であった。
夜叉神峠の駐車場に車を停め、3時間ほど仮眠する。
3時半に起床。
手早く朝食と装備を整え、ストレッチとヒンズースクワットで準備完了だ。
まだ真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに夜叉神峠駐車場 3:50 出発。
黙々と考え事をしながら、夜叉神峠を目指して登っていく。
そう、今回の山行のミッションのひとつは、まだもがいている、仕事のこと、歩きながら考え抜くこと。
やがて空が白みはじめ、夜叉神峠 4:40 到着。

いまいち、白根三山方面は雲が多いが、

東の空は晴れているようで、雲に茜がさす。

北岳もちょっとだけ萌えて、

しばし、南アルプスの夜明けを満喫。
さて、本日は長丁場、水を飲んで、早足で歩き出す。
右手の樹林の間から日が昇り、

富士山が木立の中から顔を出す。

長い登りにとりかかり、ひたすら前へ前へと進んでいく。

杖立峠 5:50 通過。

まだ気持ちいい山の冷気が残る樹林帯を、スピードをあげていく。

西側から、間ノ岳も顔を見せてくれ、さらにスピードアップ。

火事場跡 6:25 到着。

いい山の朝だ。

北岳には、少しガスがかかりはじめたけれど。

足元にはちらほら、高山植物も見られるようになってきた。

苺平 7:00 通過。

奥秩父方面か、

さらにペースを上げ、南御室小屋 7:25 到着。

ここで、行動食で補給。
水を飲んで、薬師岳へのラストスパートに備える。
樹林帯を抜け、

いよいよ鳳凰三山の稜線に出た。
正面は砂払岳。

そうそう、この2700m.近くの稜線に、このシーズンに咲く、ピンクの可憐なお花があるのを覚えていて、やってきたのだ。

さあ、薬師岳はもうそこだ。

薬師岳 8:30 到着。
さあ、お待ちかねの山ランチ、まだ 8:30だけど(笑)
本日のメイン~

大好評の山のアボカドシリーズ。
さて、それでは、山めしランチと鳳凰三山に、ペットボトルの氷柱でキンキンに冷やしてきたオールフリーで乾杯っ!

ぷはぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!
生き返る。。。
この日の山めしランチは3品。
アボカドのレシピとその他2品は、後日の山めし礼讃で。
残念ながらこの頃から頂上付近は雲が多くて眺望はなかったが涼しい風に吹かれ、1時間以上もまったりと山めしを楽しんで、9:50下山開始。
脱兎のごとく、南御室小屋まで下り、苺平へ登り返す。

苺平 10:50 通過。
ずっと、道中あのことを考えながら、ひたすら下る。
杖立峠 11:50 通過。
考えて、考えて。
歩いて歩いて、歩いて。

考え抜いていたそのとき、ふっと頭の中に、古い 中島みゆきの名曲が流れてきた。
“夜明け間際の、吉野家では・・・
・・・・
狼になりたい 狼になりたい ただ、一度 ・・・”
それとともに蘇る、鮮やかな一場面。
高校生の頃バンドをやっていて、軽音クラブの部長だった。
ある春の日、部員の女の子(けっこう可愛かった)から相談したいと、部室でふたりきりで会話。
彼女は、医学への進学に専念するか、クラブを続けるか迷っていると話した。
純な(この際、「純」と「鈍」は紙一重・・)オレは、 将来にかかわることだから、進路のことはよくよく考えたほうがいい、 進学って、大事やろ。。。なんて話をした。
彼女はちょっと悲しそうな目をして、その後、何も言わずに退部した。
今思えば、医学部に行くために、クラブを辞めて勉強に専念しなさいと親から言われていたに違いない。 だから、ホントは、部長であるオレに、ヤメルナと強引にでも引き止めてほしかったのだと。
そして、彼女が最後に唄った曲が、この 中島みゆきの「狼になりたい」 だった。
好きな曲ではあったものの、なぜに女子高生がこの曲を歌うのか・・・と当時はわからなかったのだけれど、今、その気持ちが痛いほどにわかる。
ああ、数十年遅かった。すまん。。。
今、立ち上げた新しい部署の行方は、最後の決戦段階にきている。
この数日間はほとんど眠ることができずに自律神経もおかしくなって、痛み止めを打ってやり続けてきた。
どうすればみんなの想いを守れるのか。
出世欲も、権勢欲もないリーダーは、こんなときに役に立たないのか。
ものすごい喪失感、やるせなさ、淡い希望、一縷の望み。。。
いろんな気持ちがぐちゃぐちゃになって、束になって。
9回の裏、2死満塁。
老獪なバッターを相手に、こちらは変化球も消える魔球も、落ちる球もない。
ストレートを全力で投げ込むことしかできない。
一発打ち返されれば、いや、アンパイアから「ボール!」を宣告されたら、ゲームセット。
こんどは、どうやらオレが、あの歌を唄う番になったようだ。
狼になりたい 狼になりたい ただ一度。
狼になりたい 狼になりたい ただ一度。
夜叉神峠 12:30
すっかりガスってしまった白根三山。

そのままなだれ込むように、夜叉神峠駐車場 13:15 帰還。
歩きぬいて、歩きぬいて、考え抜いた9時間であった。
