金峰山と国師ケ岳。

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ずいぶん前になるが、秋の初めに大弛峠小屋でテントを張って
金峰山と国師ケ岳を登ったときの記憶だ。


とにかく山の空気を吸いたいと、この方の記事に刺激され、訪れた大弛峠。

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サクッとテント場を確保し、支度を整えて、
9:00に大弛峠を出発。まずは金峰山へ。

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奥秩父らしい、山道を歩き、

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朝日峠まで一旦下って上り返し、見晴らしのいい稜線にでる。

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もうそこは朝日岳の山頂。

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ここから眺める金峰山は遠く見えるが、
しばし気持ちのいい樹林帯を軽快に歩き、
再び稜線の開けたところに飛び出すと、
金峰山はすぐそこだ。

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10:30 金峰山 山頂到着。

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五丈岩にも人がいっぱいで、

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大弛峠側の、見晴らしのいい場所まで少し戻る。

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そこで山めしランチ。
青空と、山めしに、ひとり乾杯!

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(このときの山めしランチはこちら)
 豆乳チャンジャラーメン

1時間ほどもゆっくりと山めしランチと景色を堪能し、
11:30 大弛峠を目指して戻り始める。

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何度かの上り下りを繰り返し、13:00に大弛峠のテント場に帰還。

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国師ケ岳は明日の朝にとっておくことにして、
テントで読書など。

今回は、海賊とよばれた男 (講談社文庫)


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会社の中のことで汲々としている自分がちっぽけに見えるほど
この本の主人公の国を、民を、社員を想う心意気に、心が熱くなる。

熱くなってくる心を静めるかのように、山崎を呷るが
それはさらに情熱の炎を燃え上がらせる心のガソリンになっていったようだ。

ひとしきり読書をして、あたりも夕暮れがはじまる。

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このときの山めしのひとり宴のメインメニューは、こちら。
 ファミチキの赤ワイン煮

旨い山ごはんに、ワインに、モルトに・・・
たっぷりと堪能した後、シュラフで爆睡。

翌朝、未明に起床し、
真っ暗な中をヘッドランプの明かりをたよりに国師ケ岳を目指す。

夜明け前に国師ケ岳に到着。
そのまま日の出を待つ。

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富士山もまだ眠りの中。

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やがて東の空が燃えはじめ、

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富士山の周辺にも、茜色が。

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心まで萌えそうな、紅の空に何度もシャッターを切り、

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南アルプス方面も、空一面が染まっていく。

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樹林の間から日が昇り、

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富士山の山頂がモルゲンロートに一瞬輝いた。

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この日は雨の予報で、絶景ショーもこれまで。

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厚い雲に覆われていく奥秩父の空を見つつ、テント場へと撤退だ。

金峰山と国師ケ岳。
静かなテント場にも恵まれ、短い山歩きではあったが、
素晴らしい山の表情に満足の2日間だった。


【海賊とよばれた男】
 海賊とよばれた男 (講談社文庫)
 久々に胸の熱くなる小説だった。