まだ日の出時刻前の東の空。



だんだんとあたりが明るくなり、槍ヶ岳の上空も



常念岳の上空もピンク色に染まる。



富士山も目覚める前。



やがて、頂上のあたりで歓喜の声があがり、ご来光だ。



朝日を浴びて輝く槍ヶ岳。



テント場にも朝の陽がさし



さて、写真も撮りおえたことだし、出発だ。



安曇野方面に湧き上がる雲海に見送られ、



6：00 蝶ヶ岳とテント場を後にする。



蝶ヶ岳ヒュッテ裏のピークから見た常念岳方面。
ここを縦走していくのだ。



右を見ればダイナミックな雲海と太陽。



左を見れば、槍穂高。



この絶景の中、涼風に吹かれながら歩くシアワセ。。。

蝶槍を越え、常念岳までのアップダウンのある縦走路を行く。
途中のピークから振り返ると、



こんどはグッと、再び樹林帯まで下りながら常念岳を目指す。



さあ、常念岳の手前、最後の小ピークで小休止し、いざ討ち入り。



急な斜面をガッツリ登って行く。



常念岳の頂上まで、あとわずか。



9：20　常念岳山頂到着～



常念小屋方面からも、大勢の登山者が到着していて、山頂は大賑わい。
パンを齧り、水を飲んで、槍ヶ岳と穂高連峰に最後のお別れ。

頂上の祠を越えて、下りにかかる。
ほどなく、常念小屋への縦走路と、三股への下山路の分岐。



ここから、三股方面へ、前常念岳へと稜線をいく。



分岐から前常念岳あたりは巨岩帯で、なかなかに歩きにくい。
岩室を通過し、



さらに続く巨岩帯を慎重に下る。
なんせ、人間より大きな岩に乗っても、グラっと不安定に動いたりするので時折ヒヤッとするのだ。



なかなか気が抜けない巨岩帯のルートと、ザラザラと滑りやすいガレ場の急降下をこえれば、いつしかまた樹林帯へ。



前常念から、コースタイムで延々4時間あまり、三股を目指して森の中のトレイルは続く。

途中で中房温泉から燕岳を越えてやってきたという若い男女3人組と相前後しつつ、沢の音が大きくなってきたら、やっと蝶ヶ岳への道の合流点。



登山補導所を通過し、駐車場まで800m.

13：30　三股駐車場到着。



いやー、長い下りだった。

それにしても素晴らしい山の夜明に、気持ちのいい稜線歩き。
長い樹林帯歩きはあったけど、さすが北アルプスの人気コース、いい2日間の山旅であった。