秋と冬の唐松岳。
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10月の紅葉シーズンに、やっと休みを取れて、唐松岳と八方池の紅葉でも愛でるか~、と久々に出掛けたものの・・・
前日に中央道と長野道を走り、夕方に黒菱の駐車場へ。
さて、鍋でもして前夜祭を、と思っていたのだが、停めた車の車体がグワングワンと揺れるほどの強風で、外にも出られず、社内でワインを飲みながら独り前夜祭。

明け方にも雨が降り、なかなかの荒れ模様だったのだが、少し様子を見ていると、空が明るくなりはじめ、いざ!
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紅葉の最盛期とあって、黒菱リフトが早朝運転をしている。
リフトに揺られていると、後ろから刺す茜色。
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グイッと高度を稼ぎ、
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黒菱平に到着。
そこで待っていたのは、壮絶な紅葉と雪山景色の夜明け。
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しばし呆然と見とれながら、八方池山荘へ登山道を上っていく。
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いや、素晴らしい夜明けだ。
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前夜の雨が、ここでは雪になって積もっていた。
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木道が凍って超スリリング。
八方池の手前の尾根に出ると、稜線は雲で覆われ、ものすごい風だ。
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登山道のロープが風で唸りをあげ、ところどころで杭が飛ばされていた。。。
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おお、三段紅葉も期待できそう。
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なーんて思っていたら、八方池を過ぎるといよいよ雪道に。
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ずんずん雪の量は増えて
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トラバースもなかなか手強そう。
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みなさん慎重に。。。
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丸山の手前になると、吹きだまりは20㎝くらい、雪のないところは完全にアイスバーンになっていて、ツルツル。アイゼンを持ってきておらず、なんとかストックで乗り切りながら登って行く。
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丸山への最後の登り。
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完全に樹氷になっていました。
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雪を踏みしめ、
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やっと丸山へ。
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稜線に出た瞬間、吹きだまりはなくなり、その代わりに一帯は完全アイスバーン。
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何歩か歩くと、強風に煽られ、踏ん張った瞬間に、すーっと両足がついたまま後ろへ2メートルほど滑って行く(汗)
なんてこったい。
この強風とアイスバーン。さすがにこのまま稜線は進めない。

仕方なく、紅葉の唐松岳はここまで。
秋山をなめたらあきませんな~(しみじみ)
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ここから引き返すことにしたが、下りがさらに始末悪く、慎重に慎重にストックを突きながら下る。
けっこうな人数、ここで引き返していたようだ。
八方池の近くまで下れば一安心。
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依然として強風と稜線の雲がおさまらないが、久々に山の空気と、厳しさにふれて、満足だった。
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さて、ちょいと早いけど、下山して温泉とビールにしますか。