<2017年12月25日 修正追記>
八ヶ岳 天狗岳は、東天狗岳(2640m)と西天狗岳(2646m)の二つの峰からなる、険しい岩稜の赤岳や横岳などの南八ヶ岳と、北横岳、高見石、白駒池などの穏やかな北八ヶ岳の中間に位置する山です。

目次
1.天狗岳へアクセス 登山口と駐車場
2.天狗岳の山小屋 テント場
3.天狗岳の登山シーズンと難易度
4.天狗岳への登山コース コースタイム 日帰り山行について
5.天狗岳登山記録 八ヶ岳 天狗岳(冬山)
天狗岳へのアクセスは、登山口によって大きく変わります。
・唐沢鉱泉からの登山口
アクセスは自家用車・タクシーのみで、バスの路線はありません。
唐沢鉱泉までは、未舗装の林道を走り、唐沢鉱泉下に駐車場があります。
ハイシーズンには駐車場はすぐ満車になるので、早めの到着が必要
・稲子湯からの登山口
アクセスは自家用車、タクシー、夏季は小海線の小海駅・松原湖駅から路線バスがあります。
(冬期は稲子湯までの便はない)
稲子湯には登山者用の駐車場があり、稲子湯旅館さんに料金を払って利用できます。
・渋の湯からの登山口
アクセスは自家用車、タクシー、路線バスがJR茅野駅からあり
渋の湯のバス停手前に登山者用駐車場があり、渋の湯さんに料金を払って利用できますが、収容台数は多くありません
天狗岳の近くには、稜線近くの黒百合平に通年営業の黒百合ヒュッテがあり、テント指定地も併設しています。
稲子湯からのルート上には、人気の山小屋である みどり池畔にしらびそ小屋があり、同じくテント場があって通年営業。
天狗岳は、山小屋が通年営業していることもあり春・夏・秋・冬のシーズンを通して登られています。雪がなくなる5月後半から夏、秋のシーズンは初心者でも特に危険な箇所はありませんが、東天狗岳は岩稜の山で、冬場は10本爪以上のアイゼンとピッケルが必要。強風が吹くことが多く、本格的な冬山の世界になります。
・唐沢鉱泉登山口 → 天狗岳西尾根 → 西天狗岳 (コースタイム 2時間45分)
・唐沢鉱泉登山口 → 黒百合平 → 東天狗岳 (コースタイム 3時間35分)
・稲子湯 → しらびそ小屋 → 中山峠 → 東天狗岳 (コースタイム 5時間)
・渋の湯 → 黒百合平 → 東天狗岳 (コースタイム 3時間55分)
稲子湯からの距離はやや長くなるものの、どのルートも朝早めに出発すれば、日帰り登山は可能ですが、稲子湯と渋の湯のバスの便は多くないので、バス利用の場合は注意が必要です。
12月の最後の土日、ラストチャンスに雪山にどうしても行きたくて、東天狗岳と西天狗岳をぐるりっぷだ。
金曜日の晩に中央道を走り、双葉SAで仮眠。
早暁に起きて、ひたすら唐沢鉱泉へ。
唐沢鉱泉の駐車場にクルマを停め、装備を整え、ストレッチとヒンドゥースクワットをして、7:50 に出発だ。

唐沢鉱泉裏のトレースにそって、黒百合平方面へ。

人も少なくて、静かな森だ。

すでにだいぶ雪が降ったらしく、森の木は重たそうに葉の上に雪をどっさりと抱えていた。
順調に登り、8:45 渋の湯からの道に合流。

ここからはさらに雪が深くなり、冬の八ヶ岳らしくなってきた。

やがてあたりがパッと明るくなり、9:20 黒百合平へ到着。

テルモスのお湯を飲んで、一息つき、さっそくアイゼンを穿く。
ストックをピッケルにもちかえて、さあ、東天狗岳へ。

中山峠。

ほどなく、樹林帯を抜けると、天狗岳が姿を現してきた。

雪の稜線を登り、

アイゼンのよくきく雪のトレースを一気に登りつめれば、

もうあそこが山頂だ。

10:30 東天狗山頂到着。

さえぎるもののない360度の大展望。
南には赤岳、横岳、阿弥陀岳。

北は北八ヶ岳の優雅な山並みと蓼科山。

遠く北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳。

この雪山景色にすっかり気分は高揚。
さて、西天狗に向かいますか。

ざくざくの雪の斜面を一気に登り、

11:00 西天狗山頂。

さあ、ここでお待ちかね、雪山の山めしランチタイムだ。
トマトを使ったアツアツ山のお鍋に、

シメは、新作、山のカルーアラテ。

この天気、この展望で食べる山めし、最高っ。
1時間ほども山頂でまったりして、ようやく下山開始。

東天狗ではガスがかかっていた北アルプスの鹿島槍ヶ岳もくっきり。

未練を残しつつ、西尾根を下り始める。

真っ青な空に、光あふれる雪山の道。

第2展望台から振り返る西天狗が眩しい。

気持ちのいい見晴らしの第1展望台を過ぎ、

樹林帯のトレースをひたすら歩いて、

13:50 唐沢鉱泉に到着。

ああ、数時間の雪山歩きだったけど、素晴らしい天気に恵まれ、思いっきり山めしもして、一年の最後を飾るにふさわしい山行となった。
さて、冷えたカラダに温泉、そしてその後の唐沢鉱泉の豪華な食事はこちらで。
唐沢鉱泉の食事
八ヶ岳 天狗岳は、東天狗岳(2640m)と西天狗岳(2646m)の二つの峰からなる、険しい岩稜の赤岳や横岳などの南八ヶ岳と、北横岳、高見石、白駒池などの穏やかな北八ヶ岳の中間に位置する山です。

目次
1.天狗岳へアクセス 登山口と駐車場
2.天狗岳の山小屋 テント場
3.天狗岳の登山シーズンと難易度
4.天狗岳への登山コース コースタイム 日帰り山行について
5.天狗岳登山記録 八ヶ岳 天狗岳(冬山)
天狗岳へのアクセス 登山口と駐車場
天狗岳へのアクセスは、登山口によって大きく変わります。
・唐沢鉱泉からの登山口
アクセスは自家用車・タクシーのみで、バスの路線はありません。
唐沢鉱泉までは、未舗装の林道を走り、唐沢鉱泉下に駐車場があります。
ハイシーズンには駐車場はすぐ満車になるので、早めの到着が必要
・稲子湯からの登山口
アクセスは自家用車、タクシー、夏季は小海線の小海駅・松原湖駅から路線バスがあります。
(冬期は稲子湯までの便はない)
稲子湯には登山者用の駐車場があり、稲子湯旅館さんに料金を払って利用できます。
・渋の湯からの登山口
アクセスは自家用車、タクシー、路線バスがJR茅野駅からあり
渋の湯のバス停手前に登山者用駐車場があり、渋の湯さんに料金を払って利用できますが、収容台数は多くありません
天狗岳の山小屋 テント場
天狗岳の近くには、稜線近くの黒百合平に通年営業の黒百合ヒュッテがあり、テント指定地も併設しています。
稲子湯からのルート上には、人気の山小屋である みどり池畔にしらびそ小屋があり、同じくテント場があって通年営業。
天狗岳の登山シーズンと難易度
天狗岳は、山小屋が通年営業していることもあり春・夏・秋・冬のシーズンを通して登られています。雪がなくなる5月後半から夏、秋のシーズンは初心者でも特に危険な箇所はありませんが、東天狗岳は岩稜の山で、冬場は10本爪以上のアイゼンとピッケルが必要。強風が吹くことが多く、本格的な冬山の世界になります。
天狗岳への登山コース コースタイム 日帰り山行について
・唐沢鉱泉登山口 → 天狗岳西尾根 → 西天狗岳 (コースタイム 2時間45分)
・唐沢鉱泉登山口 → 黒百合平 → 東天狗岳 (コースタイム 3時間35分)
・稲子湯 → しらびそ小屋 → 中山峠 → 東天狗岳 (コースタイム 5時間)
・渋の湯 → 黒百合平 → 東天狗岳 (コースタイム 3時間55分)
稲子湯からの距離はやや長くなるものの、どのルートも朝早めに出発すれば、日帰り登山は可能ですが、稲子湯と渋の湯のバスの便は多くないので、バス利用の場合は注意が必要です。
天狗岳登山記録 八ヶ岳 天狗岳(冬山)
12月の最後の土日、ラストチャンスに雪山にどうしても行きたくて、東天狗岳と西天狗岳をぐるりっぷだ。
金曜日の晩に中央道を走り、双葉SAで仮眠。
早暁に起きて、ひたすら唐沢鉱泉へ。
唐沢鉱泉の駐車場にクルマを停め、装備を整え、ストレッチとヒンドゥースクワットをして、7:50 に出発だ。

唐沢鉱泉裏のトレースにそって、黒百合平方面へ。

人も少なくて、静かな森だ。

すでにだいぶ雪が降ったらしく、森の木は重たそうに葉の上に雪をどっさりと抱えていた。
順調に登り、8:45 渋の湯からの道に合流。

ここからはさらに雪が深くなり、冬の八ヶ岳らしくなってきた。

やがてあたりがパッと明るくなり、9:20 黒百合平へ到着。

テルモスのお湯を飲んで、一息つき、さっそくアイゼンを穿く。
ストックをピッケルにもちかえて、さあ、東天狗岳へ。

中山峠。

ほどなく、樹林帯を抜けると、天狗岳が姿を現してきた。

雪の稜線を登り、

アイゼンのよくきく雪のトレースを一気に登りつめれば、

もうあそこが山頂だ。

10:30 東天狗山頂到着。

さえぎるもののない360度の大展望。
南には赤岳、横岳、阿弥陀岳。

北は北八ヶ岳の優雅な山並みと蓼科山。

遠く北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳。

この雪山景色にすっかり気分は高揚。
さて、西天狗に向かいますか。

ざくざくの雪の斜面を一気に登り、

11:00 西天狗山頂。

さあ、ここでお待ちかね、雪山の山めしランチタイムだ。
トマトを使ったアツアツ山のお鍋に、

シメは、新作、山のカルーアラテ。

この天気、この展望で食べる山めし、最高っ。
1時間ほども山頂でまったりして、ようやく下山開始。

東天狗ではガスがかかっていた北アルプスの鹿島槍ヶ岳もくっきり。

未練を残しつつ、西尾根を下り始める。

真っ青な空に、光あふれる雪山の道。

第2展望台から振り返る西天狗が眩しい。

気持ちのいい見晴らしの第1展望台を過ぎ、

樹林帯のトレースをひたすら歩いて、

13:50 唐沢鉱泉に到着。

ああ、数時間の雪山歩きだったけど、素晴らしい天気に恵まれ、思いっきり山めしもして、一年の最後を飾るにふさわしい山行となった。
さて、冷えたカラダに温泉、そしてその後の唐沢鉱泉の豪華な食事はこちらで。
唐沢鉱泉の食事