春山の唐松岳へ。

残雪の唐松岳は久々だ。
唐松岳へのアクセスは、ほとんどが八方尾根の登山口から。
・八方池山荘登山口
白馬八方山麓から、ゴンドラと2本のリフトを乗り継ぐと、標高1,850m.の八方池山荘の前に到着する。トイレもある。
山麓の白馬八方には、1000台あまりの無料駐車場が、いくつかにわかれてあり、第2駐車場、第3駐車場にはトイレもあって、前夜に到着して一番のゴンドラに乗る人も多い。JR白馬駅から八方のバスターミナルまで路線バスの便もある。タクシーでも10分弱で山麓駅にアクセスできる。
・黒部 祖母谷温泉登山口
唐松岳に黒部側から白馬岳や唐松岳に登るルートの登山口だが、距離が長く、下山に使われることが多い。黒部峡谷トロッコ鉄道の終点、欅平駅から徒歩が唯一の交通手段。
その他、白馬岳からの縦走、五竜岳方面からの縦走で唐松岳に登る人も多い。
唐松岳頂上手前に、唐松岳頂上山荘がある。山荘の下の斜面に、テント場が点在している。夏は大きな雪田が付近にあり、水場はそこを利用。
入下山口の、八方池山荘に前泊して唐松岳を目指したり、唐松岳から黒部側に下山するときには祖母谷温泉に山小屋とテント場がある。ここは、テントサイトが渓流沿いにあり、スグヨコには祖母谷温泉の露天風呂があって、すこぶる気持ちよい。唐松岳から黒部へのルート中間くらいに、餓鬼山避難小屋(無人)もある。
夏山シーズン、秋山シーズンには、八方池へのハイキング客を含め、登山者が多く訪れる。尾根上は比較的なだらかで、危険箇所は少ないが稜線直下(唐松岳頂上山荘手前)には、痩せたガレ場と鎖場があるので注意。
冬山シーズンは、強風、積雪、など、完全に冬山経験者の世界。
・八方池山荘 → 八方池 → 唐松岳 (コースタイム 3時間50分)
・欅平 → 祖母谷温泉 → 唐松岳 (コースタイム 9時間10分)
白馬八方からゴンドラとリフトを利用すれば、健脚者なら唐松岳への往復は日帰りでも可能。リフトの最終時間に注意。欅平からは距離も長く、標高差が大きいので、その日のうちに唐松岳頂上山荘へ到達するのもハードだ。
4月の最後の週末。
残雪の北アルプスを歩きたくて、金曜の深夜に中央道を疾走し、白馬八方尾根の駐車場へ。
車で仮眠をして、夜明けに起きたら、この景色。

見事な白馬三山の雪山景色に気分もあがり、朝飯をして、準備を整え、八方尾根のゴンドラ、アダムの乗り場へ。
始発の30分ほど前だったのだけれど、すでに残雪を惜しむスキーヤーの列だ。

途中でリフトに乗り換え、

その途中で、またもや白馬三山。

2本目のリフトを乗り継いで、

登山口の八方池山荘に到着。

はやる心を抑えつつ、ストレッチとヒンヅースクワットで準備運動。
8:10 いざ、唐松岳を目指して、八方尾根へ。
すでに雪解けが進んでいて、八方池までのトレイルは雪がほとんど消えて、夏道。

八方池を過ぎたあたりから、ようやく雪山らしくなってきた。

そこで五竜岳にもご対面。

不帰のキレットもでてきて、

雪山気分満開。

夏の時期には暑くてしょうがないこの尾根も、雪山では半分くらい直登できて、気分もいい。

急斜面もずんずん登り、空に向かって駆け上るようだ。

やがて丸山が見えてきて、

丸山 10:30 ここからは北アルプスの風の世界。

この高度から見る五竜岳。凛々しい。

雪尾根の向こうに唐松岳も顔を出して、

岩稜がでてきたリッジを越えれば、もうまもなく稜線だ。

夏道はちょっと緊張する最後の桟道も、雪で完全にフラットになって、あっけないくらい簡単に稜線へ飛び出す。
この景色だ。

しばし、西風に吹かれながら、頭の中が空っぽになるほど、この壮観な雪の山々を見続けた。
なんともいえない瞬間。
さて、今日は日帰りだから、そろそろ頂上へいっときますか。

ついに頂上までノーアイゼンで、この雪田を乗り越えれば、

11:00 唐松岳山頂。

五竜岳。

剣岳。

しばし、この眺めを堪能し、11:20 下山開始。
唐松岳頂上山荘裏の稜線から、下る八方尾根。

下山時だけは、12本爪のアイゼンをはいて、稜線直下は慎重に。
そこからはずんずんと雪の斜面を下っていく。

丸山から下っているときに、今まで時折青空ののぞく高曇りの天気が急速に雲が消えて、素晴らしい快晴に。。。

うーん、白馬三山の綺麗なこと。

丸山から少しくだったところで、山めしランチ。
五竜岳を目の前にしながらの贅沢なスポットだ。

1時間余り山めしランチをゆっくりと楽しみ、再び下り始める。
八方池もまだ雪ん中。

ここから白馬三山に別れを告げ、

夏道を駆け下れば、すぐに八方池山荘だ。

14:10 八方池山荘帰着。
日帰りの残雪北アルプスだったけれど、素晴らしい景色と爽快な雪山歩きで、カラダも心もスッキリ。
雪の唐松岳に感謝。

残雪の唐松岳は久々だ。
目次
1.唐松岳 へのアクセス 登山口と駐車場
2.唐松岳 の山小屋 テント場
3.唐松岳 の登山シーズンと難易度
4.唐松岳 への登山コース コースタイム 日帰り山行について
5.唐松岳 登山記録 唐松岳 (春山)
1.唐松岳 へのアクセス 登山口と駐車場
2.唐松岳 の山小屋 テント場
3.唐松岳 の登山シーズンと難易度
4.唐松岳 への登山コース コースタイム 日帰り山行について
5.唐松岳 登山記録 唐松岳 (春山)
唐松岳へのアクセス 登山口と駐車場
唐松岳へのアクセスは、ほとんどが八方尾根の登山口から。
・八方池山荘登山口
白馬八方山麓から、ゴンドラと2本のリフトを乗り継ぐと、標高1,850m.の八方池山荘の前に到着する。トイレもある。
山麓の白馬八方には、1000台あまりの無料駐車場が、いくつかにわかれてあり、第2駐車場、第3駐車場にはトイレもあって、前夜に到着して一番のゴンドラに乗る人も多い。JR白馬駅から八方のバスターミナルまで路線バスの便もある。タクシーでも10分弱で山麓駅にアクセスできる。
・黒部 祖母谷温泉登山口
唐松岳に黒部側から白馬岳や唐松岳に登るルートの登山口だが、距離が長く、下山に使われることが多い。黒部峡谷トロッコ鉄道の終点、欅平駅から徒歩が唯一の交通手段。
その他、白馬岳からの縦走、五竜岳方面からの縦走で唐松岳に登る人も多い。
唐松岳の山小屋 テント場
唐松岳頂上手前に、唐松岳頂上山荘がある。山荘の下の斜面に、テント場が点在している。夏は大きな雪田が付近にあり、水場はそこを利用。
入下山口の、八方池山荘に前泊して唐松岳を目指したり、唐松岳から黒部側に下山するときには祖母谷温泉に山小屋とテント場がある。ここは、テントサイトが渓流沿いにあり、スグヨコには祖母谷温泉の露天風呂があって、すこぶる気持ちよい。唐松岳から黒部へのルート中間くらいに、餓鬼山避難小屋(無人)もある。
唐松岳の登山シーズンと難易度
夏山シーズン、秋山シーズンには、八方池へのハイキング客を含め、登山者が多く訪れる。尾根上は比較的なだらかで、危険箇所は少ないが稜線直下(唐松岳頂上山荘手前)には、痩せたガレ場と鎖場があるので注意。
冬山シーズンは、強風、積雪、など、完全に冬山経験者の世界。
唐松岳への登山コース コースタイム 日帰り山行について
・八方池山荘 → 八方池 → 唐松岳 (コースタイム 3時間50分)
・欅平 → 祖母谷温泉 → 唐松岳 (コースタイム 9時間10分)
白馬八方からゴンドラとリフトを利用すれば、健脚者なら唐松岳への往復は日帰りでも可能。リフトの最終時間に注意。欅平からは距離も長く、標高差が大きいので、その日のうちに唐松岳頂上山荘へ到達するのもハードだ。
唐松岳登山記録 唐松岳 (春山)
4月の最後の週末。
残雪の北アルプスを歩きたくて、金曜の深夜に中央道を疾走し、白馬八方尾根の駐車場へ。
車で仮眠をして、夜明けに起きたら、この景色。

見事な白馬三山の雪山景色に気分もあがり、朝飯をして、準備を整え、八方尾根のゴンドラ、アダムの乗り場へ。
始発の30分ほど前だったのだけれど、すでに残雪を惜しむスキーヤーの列だ。

途中でリフトに乗り換え、

その途中で、またもや白馬三山。

2本目のリフトを乗り継いで、

登山口の八方池山荘に到着。

はやる心を抑えつつ、ストレッチとヒンヅースクワットで準備運動。
8:10 いざ、唐松岳を目指して、八方尾根へ。
すでに雪解けが進んでいて、八方池までのトレイルは雪がほとんど消えて、夏道。

八方池を過ぎたあたりから、ようやく雪山らしくなってきた。

そこで五竜岳にもご対面。

不帰のキレットもでてきて、

雪山気分満開。

夏の時期には暑くてしょうがないこの尾根も、雪山では半分くらい直登できて、気分もいい。

急斜面もずんずん登り、空に向かって駆け上るようだ。

やがて丸山が見えてきて、

丸山 10:30 ここからは北アルプスの風の世界。

この高度から見る五竜岳。凛々しい。

雪尾根の向こうに唐松岳も顔を出して、

岩稜がでてきたリッジを越えれば、もうまもなく稜線だ。

夏道はちょっと緊張する最後の桟道も、雪で完全にフラットになって、あっけないくらい簡単に稜線へ飛び出す。
この景色だ。

しばし、西風に吹かれながら、頭の中が空っぽになるほど、この壮観な雪の山々を見続けた。
なんともいえない瞬間。
さて、今日は日帰りだから、そろそろ頂上へいっときますか。

ついに頂上までノーアイゼンで、この雪田を乗り越えれば、

11:00 唐松岳山頂。

五竜岳。

剣岳。

しばし、この眺めを堪能し、11:20 下山開始。
唐松岳頂上山荘裏の稜線から、下る八方尾根。

下山時だけは、12本爪のアイゼンをはいて、稜線直下は慎重に。
そこからはずんずんと雪の斜面を下っていく。

丸山から下っているときに、今まで時折青空ののぞく高曇りの天気が急速に雲が消えて、素晴らしい快晴に。。。

うーん、白馬三山の綺麗なこと。

丸山から少しくだったところで、山めしランチ。
五竜岳を目の前にしながらの贅沢なスポットだ。

1時間余り山めしランチをゆっくりと楽しみ、再び下り始める。
八方池もまだ雪ん中。

ここから白馬三山に別れを告げ、

夏道を駆け下れば、すぐに八方池山荘だ。

14:10 八方池山荘帰着。
日帰りの残雪北アルプスだったけれど、素晴らしい景色と爽快な雪山歩きで、カラダも心もスッキリ。
雪の唐松岳に感謝。