安達太良山(冬山)2日目。

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昨日、雪の安達太良山山頂に到達したのだが、日没までにあまり時間がなかったことと、ガスって景色がいまいちだったこともあり、また意を決して山頂へと赴くのであった。



くろがね小屋の美味しい朝ごはんをいただき、腹ごしらえも万全になったので、いざ、雪山へ。

小屋の前から見る稜線。
うーん、微妙~。

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昨夜から一晩、ゴーゴーと強風が吹き荒れていて、この時点でもまだかなり上空は風がありそう。

果たして昨日つけたトレースは残っているのであろうか。。。

ちょいと不安だったので、CASIO PRO TREK Smart のスイッチを起動。

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しっかり昨日のルートがわかる。

小屋の前から、凍った雪道をガシガシと登り、かろうじて残っている自分の足跡を辿る。

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稜線は・・・

ゴーっーーーーー

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上空の強風の音がここまで聞こえてくる。

昨日ロストした箇所も、GPSのおかげでルートを外すこともなく、

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着実に登っていく。

昨日よりも天気悪いのか。。。

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トラバースルートに到着。
ここも、かすかに足跡が残っていた。

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斜面のトラバースをこなし、峰の辻を目指して登っていく。

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おっ、真正面に目指す安達太良山の山頂がっ!

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峰の辻に着いたころから、急速にガスがあがりはじめ、テンション一気にアッープ!

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ここを越えれば、稜線への最後の斜面だ。

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ほとんど風で吹き消されたルートをしっかり確認しつつ登っていく。

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気持ちのいい、雪山になってきた。

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真正面から登ってきた陽ざしが眩しいくらい。

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稜線まで、あと少し。

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安達太良山の肩に出たとたんに、ゴーっと風が襲ってきたが、それすら心地いい。

ほどなく、安達太良山山頂、到着っ!

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この青空。
これは、てっぺんまで行かねば。

念のため、ピッケルを取り出して、

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雪に埋まった鎖を掘り出しつつ、最後の岩場と鎖場を攀じ登る。

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おおっーーー!
安達太良山、山頂からの絶景~

目の前にあるのは山頂の祠なのだけど、ほぼわからないほどに埋まっている。

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舟明神山。
遠くに見えるのは磐梯山かな?

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鉄山方面の眺め。

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昨秋、あの鉄山を越えて、野地温泉まで縦走した時に、初雪の残雪に苦しみながら、へとへとになって日没前に歩ききったっけ。

ひとしきり雪山の展望を楽しみ、身体も冷えてきたので下山にかかる。

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天空に突き上げるような安達太良山を振返り振返り、

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トレースを忠実に戻る。

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くろがね小屋に泊まっていた、もう一組と、奥岳から登ってきた数人が通過したので、トレースもくっきり。

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トラバースも難なく越えて

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くろがね小屋が見えてきた。

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小屋番さんは、中でお忙しそうだったので、登山道からお辞儀だけして林道へ。

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上は晴れていたものの、風が強くて、山めしもできなかったので、勢至平の近くで広いところを見つけ、山めしランチを。

この時の冷えた身体にしみわたるメニューはまた後日の山めし礼讃で。

1時間近く山めしを楽しみ、再び林道を進み、途中から樹林帯の旧道(山道)へ。

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雪を踏みしめる音と、澄んだ雪山の空気。

静かな山歩きも終わりに近づくころには、あだたら高原スキー場のにぎやかな音が風に運ばれてきて、

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奥岳登山口にゴール。

おっと、直前まではGPSのトレースが見えていたのだが、ちょうど2日目の終わりに、バッテリーが少なくなって、時計モードになったらしい。
肝心のところで大活躍してくれたので、今回はこれでよかったのだが、次回以降はバッテリー対策考えておかないと。

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冬の安達太良山。
360度の大展望、静かな雪のトレース、そして暖かくて美味しいくろがね小屋。
言うことなしの、いい冬山であった。


【CASIO PRO TREK Smart】
 [カシオ]CASIO スマートアウトドアウォッチ プロトレックスマート GPS搭載 WSD-F20-RG


※CASIOのプロトレックスマートは、先日アウトドアアンバサダーのイベントに参加して、その後のモニターとして貸し出していただいているものです


<安達太良山のアクセスや駐車場情報などの詳細は過去記事参照>
 安達太良山(冬山)